猛暑を少しでも涼しく過ごす。 電力事情もございますが、日本の気候条件の中で、より快適な夏を乗り切るために、屋上緑化という言葉を良く耳にします。
機械で強制的に温度を下げるのではなく、天然の仕組みの中での工夫によるエコは、自然の一部でもある私達人間にとっても、とても気持ちの良いものですね。
屋上やベランダを芝生やコケなどで緑化することで、階下のお部屋の温度が下がるのは勿論ですが、照り返しも軽減されます。更に植物のグリーンが目にも優しく、人の心まで癒してくれます。
ここでは、屋上に芝生と、デッキと、シェードを設けたお宅のご紹介です。
屋上の床が、眩しくて!!
ご新築されたばかりの屋上は、防水層がそのままで、何とも味気ないですね。それに何とも暑いし、眩しいし、折角屋上を造ったのに・・・・・・。
天然芝を敷き詰めたいけれど、デッキの部分もあった方が使い勝手も良さそうだし、・・・・・・。土を乗せたり、芝生を貼ったりで重さは大丈夫かしら? 芝生の根は凄いらしいけど、防水は大丈夫かしら?・・・・・・。
ご安心ください。 防水層の上に耐根シートを貼って、芝の根が防水層へ進入するのを食い止めます。
専用の軽量基盤を使うと、土の厚さは2cmもあれば充分です。 昔の様に30cmも土を盛るような事は無用となりました。
これで、重さも心配も、根っ子の心配も解消されましたか?
グリーンエコマット(軽量・緑化基盤)
耐根シートを貼った上に、軽量基盤のグリーンエコマットを布設します。このグリーンエコマットは切断も可能ですから、R状の施工も出来ます。
専用の固定具でずれないように固定したらウッドデッキの準備です。
ここではウリン材を使いました。
水にも強いウリン材ですから、プールを置いたり、シャワーでの水遊びも安心。
デッキ板の張り方向には、デッキの下の水はけにも注意!
形が見えてきました。 後は、2cmの土を均して、芝生を張るだけです。
いよいよ、芝張りです。
2cmの厚みで、土を均してから、芝生を張りつけます。芝生には、今回、ロール状に巻いた高麗芝を使いました。
ロール芝は厚みも均一ですし、芝目も細かいので、天然芝の絨毯のようです。 軽く、目土を施して、しっかりと散水します。
芝生の季節となりました
少し寒い時期に施工した芝生も、このように元気に育ちました。
何も無かった屋上とは、まるで別世界のようです。
普通は、これで終了ですが、・・・・・・・。
今回は、三角形のシェードを追加しました。
日陰を作ってくれるのみならず、シェードが風にそよぐ風景は、
これが又、良いんです。