お打ち合わせに伺った時のお庭の状況
いわゆる外構工事は素敵に出来上がっていました。 が、お庭は草ボウボウでした。砂地のお庭は、大変な思いをして草を抜くと風で砂が舞います。草ボウボウにしておくわけには置けないし、抜いても抜いても直ぐに伸びてくるし・・・・。草も困るし、砂の舞う風も困るし、・・・・・。どうしましょう?
広いお庭も大変ですね。
計画図
リビングの外にはウッドデッキ。その対角上にR型の目隠しと内側がベンチになったような構造物。 この目隠しの構造物は、お隣の駐車場と玄関の前になります。お隣の方やご来客の方を気にせずにお庭に出られるようにとのご希望でした。
残りのスペースは、子供も遊べるように芝生のお庭ですかね。
駐車場からお庭に入る通用口とウッドデッキ、ベンチに繋がる通路を確保してデザインしたプランです。
3段構造のウッドデッキ
ウッドデッキは3段構造になっています。 これは、一段高い段の高さでウッドデッキを作ってしまうと、お部屋の中から見た時にウッドデッキに視線が行ってしまい、その先のグリーンが見えにくくなってしまいがちです。 ウッドデッキは機能的に必要なものですが、お部屋から見たいのはウッドデッキの先のグリーンです。 テーブルや椅子を置いてしまうと尚更で、目に付くのはテーブルだったり椅子だったり。落ちたら大変と、手すり等を付けると視界は更にウッドデッキ停まりとなってしまいます。
そこで、中段の高さを広く取ることで、視界が広く開けます。 ウッドデッキの先のグリーンが安らぎと開放感を用意してくれるのです。
更に、手すりがなくても危険でないように、何処からでもウッドデッキと芝生のお庭が一体化するように、下段があるわけです。
芝貼りの様子です
芝貼りの様子です。芝生に必要なのは日当たりと水はけの良い環境です。 綺麗に芝生を張るには、先ず雑草取りからですね。綺麗の根っこまで取り除いた後、平らに整地します。更に芝生の用土を被せて平らに均します。いよいよ芝生を並べます。 並べ終わったら充分な散水です。芝生は殆ど隙間なく並べますので、目土の必要はありません。 一週間から10日程は、毎日散水を続けてください。 その間は、なるべく芝生に入らないようにしましょう。
今回の芝生は、ロール状に巻かれた高麗芝を使いました。一般的な束状の芝に対して、その形状からロール芝と呼ばれています。